スタジオ用ブログ

おふとんの中

映画 グリーンマイルの感想


いろいろあってみんなで一斉にブログを作らないといけなくなった。

ブログを書くにはネタが必要で、とりあえずゲオでアルバイトしている子が人気の映画をいくつか挙げてくれた中から投票で決めて、グリーンマイルになった。


何かを書くことを前提として映画や映像を観ることがよくあるけど、自分の感情を探し回って、「こんなことを書いたら普通過ぎるかな?」「この推測は間違ってるかな?」と消去してしまって、何を思っていたのか分からなくなってしまう。で、当たり障りの無さそうなことを書いて、つまらない文章になる。


この映画もそういう状態で観たから、本来の感情を見失いそうになったけど、どうせつまらないものになるなら正直に思ったことを書いたほうがいいと思うので書く。


まずなんでアメリカ人ってあんなにすぐに殴るんだろう。洋画を観るといつも思う。つばを吐いたりおしっこをかけたり、普通に汚い…と思ってしまって感情移入から覚めてしまう。


感動の映画として有名みたいだけど、一度も泣いた場面は無かった。泣くとしたら、誰と自分を重ね合わせるのだろう。主人公のポールだろうか。彼の、奇跡の力を持つ大男を殺さなければいけない葛藤?


大男のジョン・コーフィは見た目とは裏腹に優しくていい人、というのは分かったけど、無実の罪でしかも神の力を持つのだから殺しちゃダメ!!と、必死に思うことが出来なかった。人種が違うからか、不思議な力自体が神様を信じていない自分にはリアリティが無さすぎたのか。主人公が処刑を行うことに迷いを感じる場面も、まあ分かるけど、どっちでもいい。と思ってしまった。


感動よりも、電気椅子で死刑囚が殺されるシーンや、あまりにも残忍なパーシーやウォートンの行動を見てゾクッとして、「なんでそんなことをするのか」という疑問が大きかった。ああいう人たちがサイコパスというやつなのか。よくあれだけ人相が悪い俳優を見つけてきたな…と感心してしまうほど、みんな役にぴったりハマっていた。


カメラが回り終わって、ああいう悪役俳優が素に戻って笑顔で談笑するところを見て安心したい……この人にも人間らしい優しさがある所を見たい……と終始思っていた。